会社制度を活用した資産形成について
一般的な福利厚生の一種として、以下3つの資産形成の制度があります。
・401k (確定拠出年金)
・財形 (財産形成貯蓄制度)
・持株会
401kは会社が掛金を拠出して、社員が運用を行う制度です。
私の会社ではこれに加え、マッチング拠出制度を導入しております。
これは会社が拠出してくれた掛金に加えて加入者自身も上乗せできる制度です。
掛金を支払う事で所得控除 (所得税の減額)を受ける事ができます。
しかし、老後生活の為の財産形成を目的としているので、
原則60歳以降でないと引き落としはできません。
したがって、セミリタイアを目指す私としては、あまり積極的には利用していない制度です。
2つ目は財形 (財産形成貯蓄制度)。
給与から天引きして、半強制的に貯蓄する制度です。
希望額を計画して積立られるので、お金を貯めることが苦手な人向けです。
財形には目的別に3つのメニューがあります。
・一般財形:とりあえずお金を貯めたい人
・住宅財形:将来の住宅購入に充当したいと考えている人
・年金財形:ゆとりある老後の為、資金を貯めたい人
これも税制上のメリットがあり、550万までは利子所得が非課税です。
※住宅財形、年金財形に限ります。
先取り貯蓄が実現できるという点では魅力的ですが、これもメリットが小さい為、活用はしておりません。
3つめは持株会。
給与やボーナスで自社の株式を定期的に購入する制度です。
毎月、自分で決めた額を給与から天引きすることで、半強制的に投資を行うシステムです。
会社によっては奨励金が出るところもあります。
(奨励金は5%とする会社が多いようです。)
5%の奨励金が出るということは、株式の価格変動を考慮しなければ年利5%が約束されている投資商品を買えると同義かと考えています。
さらに自社の業績が伸びている場合はさらに資産を大きく増やせる可能性も。
私はこの制度を積極的に活用しており、毎月45,000円を使って自社株を購入しております。
最近では職場積立NISAと呼ばれる制度も出てきたようです。
資産形成を行う手段は沢山ありますが、まずは自分の会社で導入されているシステムを使いこなす事が必要かなと考えています。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。